別荘の屋根(軒天)に穴を空けたのは「キツツキ」でした

那須郡那須町にある売別荘のご案内に行ってきました。

那須塩原駅前から車で30分程度の石倉郷分譲地内に今回の売別荘はあります。

建物は築21年で程度は良好だったのですが、屋根(軒天)に直径10~20センチ程度の穴が空いていました。

なぜそんなところに穴が空いているのか不思議だったのですが、ご見学にお越しいただいたお客様から「あれはキツツキが空けてしまった穴ですね」と教えていただきました。

キツツキは私にとってファンタジーの世界でしか出会ったことのない動物だったので、キツツキの仕業だなんて想像すらできませんでした。

目次

キツツキとは

キツツキは、キツツキ目キツツキ科の鳥の総称です。

垂直な木に登ることができ、くちばしで樹木をつついて穴をあけ、樹皮の下や木の中にいる昆虫を食べます。

日本には、コゲラ、アオゲラ、アカゲラ、アリスイなどが生息しています。

日本における生息地は、北海道・本州・四国・九州といった本土部に分布し、本来は平地から山地の林に生息する鳥ですが、近年では都市部でも繁殖するようになったそうです。

意外と身近な場所でも見つけられるかもしれませんね。

キツツキを漢字で書くのは難しい

キツツキは漢字で「啄木鳥」と書き、「気を啄む(ついばむ)鳥」という意味に由来します。

「石川啄木」という有名な詩人が「啄木」というペンネームを使うようになったのは、故郷の岩手で療養していた際に、キツツキが木をつつく音に心を慰められたからだと言われています。

なぜキツツキは軒天に穴を空けるのかという謎

キツツキは、枯れた木に生息する虫を餌として好むようです。

そのため、軒天の木部やケイカル板は生木より乾燥しているので、餌があると勘違いして穴を空けてしまう習性があると言われています。

また、巣穴を作るために穴を空けるとも言われています。

まとめ

キツツキに空けられてしまった穴を放置しておくと、建物の腐食やハクビシンなどが侵入する可能性につながるため、早めに修復したほうが良いでしょう。

自然の豊かな別荘地で暮らすということは、キツツキとも共存していかなければならないということかもしれませんね。

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